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診断と治療について

どのような病院を受診したらよいですか?

どのような病院を受診したらよいですか?

回答

主症状や副症状があっても診断基準を満たさない場合は、「ベーチェット病の疑い」として、かかりつけ医などで引き続き経過観察するのが一般的です。

経過観察の中で新たな症状が現れたなどの場合には、診断基準を満たす可能性もあるため、ベーチェット病の専門医がいる病院などを受診するのがよいでしょう。

ベーチェット病は診断の難しい病気です。

かかりつけ医によってベーチェット病である可能性が高いと判断された場合は、かかりつけ医からベーチェット病の専門医に紹介してもらい、詳しい検査や診察を受けるとよいでしょう。

かかりつけ医などから専門医に伝えられる経過についての情報は、専門医が診断する際にも重要な手がかりとなります。ベーチェット病の診断のために病院を受診したい場合は、一度かかりつけ医に相談してみましょう。

また、専門医を受診の際は、どんな症状がいつから現れて、どのようにくり返しているかなどを振り返り、それまでの経過をまとめておくとよいでしょう。

症状が現れているときに、患部を写真で撮影しておくと、受診したときに正確な診断を行う助けになります。

ただし、現在までに現れている症状の組み合わせで診断基準を満たしていない「ベーチェット病の疑い」の場合は、ベーチェット病の専門医に受診してもやはり、経過観察となる可能性もあります。

専門医への受診のタイミングとしては、新たな症状が現れたときや、それまで見落としていたベーチェット病を疑う症状に気づいた、症状が悪化してきたなどの場合がよいでしょう。

また、専門医に症状を詳しく調べてもらうためには、症状がおさまっている時期ではなく、症状が現れている時期に病院を受診することが大切です。

なお、眼症状や特殊型が疑われる症状がある場合は、かかりつけ医からベーチェット病の専門医に紹介してもらい、眼科、消化器内科、神経内科などの専門医に症状を詳しく調べてもらうことも必要です。

厚生労働省難治性疾患克服事業「ベーチェット病に関する調査研究班」のホームページでは、ベーチェット病の診療医のリストが掲載されていますので、病院を選ぶ際の参考にしてください。

ベーチェット病に関する調査研究班
「ベーチェット病の診療医」

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