ベーチェット病は、症状が現れたりおさまったりすることをくり返すことが特徴です。症状がない時期もありますが、完全に症状が現れなくなることは少ないことが知られています。
ベーチェット病の症状は、一部の特殊型の症状を除くと、発症から数年が重く、その後は軽快していく傾向があることも知られています1)。
外陰部潰瘍、精巣上体炎(副睾丸炎)など、症状によっては、経過の中で症状が現れなくなることもあります。
病気と付き合いながらより快適な日常生活を続けていくためには、適切な治療を続けるほか、日常生活で口腔ケアを心がけたり、ストレスや冷えを避けたりするなど、症状の再発・悪化をできるだけ防いでいくことも大切です。
1)Kural-Seyahi E et al.:Medicine. 82:60-76, 2003