ベーチェット病を患っていても仕事を持っている方は多くいます。
ベーチェット病の発病時には、検査や治療のために2週間程度の欠勤や休職を必要とすることもありますが、その後は、多くの場合、通院しながら就労することが可能です1)。
ただし、ストレスや疲労はベーチェット病の大敵です2)。昇進、転勤、転居などの環境の変化なども、気がつかないうちにストレスの原因になっていることもあります。
疾病管理や危険防止のため、就労にドクターストップがかかる場合もありますが、多くの場合、医師も就労を応援しています1) 。
症状の状態によってできる仕事の時間や内容は違ってきますので、主治医や職場の方々とよく相談して、無理のない範囲で継続することが大切です1) 。
1)独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター:難病のある人の就労支援のために(2016年6月), p10, 2016
2)石ヶ坪良明:眼・口・皮膚・外陰部の炎症をくり返す ベーチェット病. 保健同人社, p29, 2011